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ホロスコープと私たちの出会い

さてさて、ホロスコープって何なのでしょう?

私も26才の時、スリランカで大学院の研究活動のまね事をしていたのですが、現地の私がよく顔を出していた幼稚園の先生が結婚相手をどのように選んだんだっていう話が出た時、まずはホロスコープで!って言われた時、星占いで決めるなんて―!えー?って驚いたものですが、その時もまだホロスコープって何かわかっていませんでした。

 

でも、自分が日本でちょうど日本語がわかる留学生だったスリランカ人の店主と出会い、この指輪に出会って、私自身もスリランカのアパラムッダを作り、その後約半年後には、もうネットショップを作って、このお仕事をするようになって。あれから15年。さすがに何百名のお客様のホロスコープと向き合っているうちに私も日本人の方によくあるパターンが見えてきたり、インド占星術というものがどういうものか、少しずつわかってきたかな〜と思える辺りまで来たと思います。

ホロスコープはインド4千年の歴史ある統計学?

まず、スリランカは南インド方式とスリランカ独自の方式を組み合わせて占うのですが〜、ホロスコープの先生と対峙してわかったことは、色々占いはあるけど、インド占星術は3000年以上前からの統計学のようなデータから引き出すものだけれど、最終的には占星術家の第六感のようなものも必要で、同じ惑星の配置でも、それらのデータから、どれが当てはまるかを見極めることが大切だということでした。つまり、通常は双子ちゃんだと同じホロスコープの惑星配置にはなりますが、人生は違いますよね。それはやはり同じ配置でも複数の読み取り方があり、どれが適切かということは、やはりちょっとした霊感のようなものも大切なのですね〜そこがよく当たる占い師か当たらないかということなのだとわかりました。

 

さて、皆さんはきっとこれをご覧いただいている方は、すでにご注文して下さった方やこれからご注文しようかなという所の方かなと思いますが、まずはここで私たちが使うホロスコープについての簡単な説明を、店主と私のホロスコープを例に少しお話してみますね。 まず、右の図では左が私、陽子の誕生時のホロスコープ。右が店主のです。

ホロスコープはシンハラ語?

ホロスコープは左の図のように、本当はこんな風にスリランカのシンハラ語で作って頂きます。この原本はジュエリー送付時に全訳文と一緒にお送りします。

それと、現在はお客様にメールでホロスコープの結果をお知らせする際、一応、英語表記のチャートが惑星の配置などもお客様にわかりやすいので、全訳と一緒に添付して送ります。

(実はこの英語チャートは私たちだけが保管している、皆様一人一人のカルテのようなもので、それらは先生と段落ごとのセッションをして教えて頂くことなど様々書きこまれています。ですので、リピーター様が後でまた別のジュエリーを注文頂いた時などは、そのカルテを取り出して私たちは期間別と照らし合わせつつ、宝石選定が合っているか、またわからなければ先生にも相談してという形で進めております。

ちなみに・・・これは教えない方がいいかもしれないということなども含め、書いてあったりしますので絶対にお客様にはご覧頂けないものなのですが ^ ^; チャート表はここのカルテから抜粋したものをメール添付しております。)

 

それはさておき、ホロスコープで大切なことは、誕生時です。ホロスコープとはあなたの誕生時の頭上の惑星がどこにあったかなっていう位置によって、あなたの人生はこうなるんでしょうっていうものだからです。ですので、生まれた場所と時間が大切なんですね。

店主プラサンガのホロスコープを例に解説していきましょう。

では、まず店主のホロスコープをみていきましょう。

 

これで見ていくとホロスコープは左回りに12個のお部屋があります。

 

ここでいう「部屋」が「第何室」と言われるもので、それぞれの部屋は司る分野があります。 例えば、左の店主のプラサンガのホロスコープを見ると、第1室は(下に青い文字で)自分自身と書いてありますが、つまり1室が自分です。2室は金銭、6室は健康・病、7室は結婚、10室は仕事、11室は事業や収入〜などなど、それぞれ部屋ごとに人生の担当が決まっているんですね。

 

【重要な部屋、第1室=自分自身について】

で、店主の第1室は、そこに「VENUS」と書いてありますね。

第1室に金星という躍進劇!しかし、それを阻むものとは?

これは金星なので、店主は第1室=自分自身の部屋には金星が輝いていたということになります。では3000年?4000年の歴史のあるインド占星術では、第1室に金星が位置していた場合はどういう読み解きかというと・・・「寿命は長く、美形でしょう。仕事では政府機関により名誉を受ける。柔らかい話し方をする。文化芸術に興味がある。誕生地から離れる可能性が高い。」だそうです。これを見ると長寿はまだわからないが、頑張れば美形になれる可能性があるんだな〜とか、柔らかい話し方っていうのは、結構当たっていて、店主はフレンドリーで」話し方はソフトな感じで当たっていると思います。お仕事はこちらのお店の宝飾関係と、警察や政府からの通訳をしているので、これはきっ(頑張れば)良いところまで行くかもしれないな〜っていう読み取りができますね。で、この(頑張れば)って所ですが、実際、それが難しい所でもありますが、頑張るは頑張るけど、惑星は移動していますし、良い時期とそうでない時期もあります。頑張っているなら、やはり追い風が必要です。これが金星の力を促進する「ダイヤモンド」です。そういえば、店主も通訳のお仕事などが出来るようになったのは、仏陀の白い象のペンダントにちょっと良いダイヤモンドを入れてからですね。ここでいう「ダイヤを身に着ける」というのが宝石治療です。

 

ちなみに金星は、とてもラグジュアリーで豊かかつ、華やかな意味合いを持つ惑星ですから、これが第1室=自分自身の部屋に位置しているのは、宝石関係のお仕事というのも天職なのだとわかります。しかし、ラグジュアリーで豊か〜なら、スリランカで子供のころから、お金持ちの家に生まれてるはずですが・・・現実は極貧の子供時代を過ごします。それは店主ブログにもずっとつづってありましたが、朝学校に行く前に朝ご飯がない、空腹に耐えて学校から帰宅し、午後2時ごろに家に帰ってもお昼ご飯がない、ようやく食べれるのは夜10時くらいで、こんな状態で学校で倒れたこともあったそうです。ということは、この金星のパワーが発揮できない原因がホロスコープにあったのだと考えます。

第9室にラーフ、これを克服するためのものとは???

では、店主のホロスコープを再度見てみますと・・・

第9室にはラーフが位置しています。第9室が司るのは、「信仰・運・父親」ということなのですが、ではインド占星術では第9室にラーフが位置している場合、どうかというと、「誕生地から離れる。聖地への巡礼をする。信仰が厚い。42才まで幸せになることができない」という意味があるそうです。というわけで、そういう第1室の金星も「誕生地から離れていくでしょう」がありましたよね。つまり店主の場合「誕生地から離れてこそ、金星の力が発揮できる、誕生地にいると幸せになれない、何もしないと42才まで不幸」という意味となります!

 

これを知ってか知らずか、知ってのことと思いますが・・・店主には20才の頃に、日本に来るチャンスが訪れます。それは日本での大学生=留学生として。でも、これはスリランカの大使館が日本へ行くビザを発給してくれなければいけません。当時、大使館の面接は人柄よりも、口座に200万とか300万とかある程度のお金が入ってないと受からないんです。それは日本で学生として生活していくための当面の学費と生活費がちゃんと口座にあるかどうかを見ているわけです。そうしなければ、大使館も日本行きのビザを与えないそうですが・・・それが店主の場合、金星ミラクルでしょうか。政府からの棚ボタのように、なぜか面接だけで一発合格できたそうです。(口座には7000円くらいしか入ってなかったそう・・・)

 

でも、いざビザをもらえても、実際に日本で生活して大学なら学費と生活費がやっぱり必要です。しかし、その時は店主は月給3000円位のココナッツのマット作りと、ちょっと英語の塾の先生をしていたくらいで、日本での学費7〜80万を工面するものも、日本へのチケット代さえも無理なわけです。せっかくのチャンスが訪れたけれど、何も担保もない店主にお金を貸してくれる人が誰もいない、チャンスが棒に振りかけた時、店主のアンマー(お母さん)がホロスコープの先生に相談しに行きました。そこで「アパラムッダを作ったらそうか?」と。それで当時月給3000円くらいだった店主は、約二か月分のお給料6000円位を費やして、惑星宝石の入った指輪を作ったわけです。

ちなみにこの時代は金価格24金で1gで1000円もしないくらいでしたし、物価(宝石価格)も日本の20分の1くらいでしたので、当時は6000円で指輪が出来たんですが、(今では金価格が7倍ですし、物価も高いので出来ません。)指輪に入れた宝石はヘソナイトガーネット、ムーンストーン、イエローサファイア、ブラックブルーサファイアの4つだけ。3ミリリサイズ。おそらく、イエローサファイアは加熱だったと思います。でも、ヘソナイトガーネットとムーストーンは無処理ですので、ラーフの対策が出来たのでしょう。

 

また店主は、スマホも携帯もない時代で、とても信心深く、毎日今でいう修行僧のような生活スタイルだったので、小さな宝石でもぐんぐんパワーを発揮できたのだと思います。アパラムッダを身に着けてすぐに、店主は学費を融資してくれる人がすぐに見つかり、日本に来ることが出来ました。それが2000年のことでした。

☆第7室の結婚を促進したものとは?しかし支配星は?

さて、店主のホロスコープでは、金星は第1番のお部屋でしたよね。

そして、ホロスコープの先生がグッジョブ!だったのは、ムーンストーンを入れたことでした。ムーンストーンは月の惑星宝石ですが、店主のホロスコープでは月は第7室に位置しています。

 

7室は結婚やパートナーを司る部屋なのですが、ここに月が位置していることで、その読み取りは「外見が美形になる、とても知性的、旅行好き。優しい話し方をする。性格の良い伴侶ができる」そう、、この最後のところ、まったくもってその通りで当たりすぎですね。そう、性格の良い、私と結婚したわけなんですよ、その出会いを促進したのがムーンストーンだったわけです。

でもですね。インド占星術が西洋の占星術より10倍も複雑で難しいと言われる理由は、その部屋の支配星との関係があるからなんですね。これは、つまり、支配星=大家さんと部屋自体=借主のような感じで、「何室の支配者」がどの惑星でどこに位置しているかということが重要になります。

 

店主のホロスコープでは7室=結婚の部屋の支配者は土星で、土星は第6室に位置しています。その意味は「結婚相手の健康が弱くなる。結婚生活はある意味修行・・・」という、ムムム・・・な意味があります。でも、やはりこれは当たっていました。店主と結婚して、スリランカに一緒に何度も行っていますが、私はそこでいつも満月の夜にオエ〜オエ〜と倒れるんです。(結婚前は満月の夜に体調が悪くなることは1回しか無かったと思います)でも、当初は、私の自分自身の月のアパラだと思っていましたが、それだけではなく、店主の方からのアパラ(厄)だったんやないかーい!っていうことが判明!

☆ホロスコープは相手に与える影響も吟味して。

そして、さすがに私も40代半ばにさしかかって、ぶっちゃけガン家系です。従妹は6人中3人がガンだったりしますので、私自身も本当に油断できません。ですので、店主の最新のアパラムッダは、私の健康面に作用する、月の対策をしっかり盛り込んでもらいました。

 

真ん中に1ctのキャッツアイを。これは月のアパラ(厄)を防ぐものです。店主の伴侶=私自身が元気でいられるように、そして店主自身もこれから更にハッピーになれるように。 ですので、結婚前は出会いを促進するために結婚の部屋を促進するムーンストーンを着け、現在、結婚後はお互いを健康で長生きさせるためにキャッツアイという、これは真逆の選定ではあるのですが、ホロスコープをきちんと読み込んでいって、適切な時期に処方してもらった通りに身に着けていくことで、近づいてくるアパラからガードできるようです。

 

(と、こんな風にざっくり見ていきましたが、惑星というのはいつも大体が凶だよ〜の惑星があったり(土星やラーフ)、この惑星は大吉惑星よ〜(木星)とかあったりしますが、マイナスとマイナスで相殺されることもあります。例えば第6室は「健康・病」の部屋ですが、ここに土星(通常凶)が位置するのは、キャー!って思うかもしれないですが、スリランカのホロスコープでは、土星6室は比較的吉で「敵対する相手に負けない、楽しいことが好き」とか、そういう意味があります。

☆お仕事や収入を上げていくための宝石とは?どこを見る?

ところでこれをご覧になってくださっている皆さまには、多くの方がお仕事をされていると思うのですが、お仕事運を司るのは第10室です。店主の第10室を見ると、この部屋には惑星はありません。じゃあ、どうやって占うかというと、この部屋の支配者(惑星)を見ます。店主の仕事の支配者は火星で、第11室=収入を司る部屋に位置しています。この意味は「いつも幸せである。自力で良い収入を得ることができる、もう一つは良い子供ができる」という意味があるので、そこそこお仕事運がいいんだなっていうのがわかります。

 

また、実際の収入や事業に関しては第11室ですが、店主の場合、ここに火星と水星と太陽が位置しています。水星と太陽はとても相性が良い惑星同士で、この2つが組み合わさると良いヨーガを形成します。水星は知性の惑星であり、太陽は君主や王者を意味するので、これが第11室の収入や事業を表す部屋にあると、なんとな〜く占星術家ではない私でも、「知性を使った仕事で成功していけるのかな」「太陽が収入の部屋だからパワフルで良さそう」と思いますが、その通り、この11室に太陽と水星があると、「知性を駆使して仕事をして名誉を得て、強力に成功することができる、ただし健康面では胃腸のアパラがある。」という読み解きになります。

 

ですので、実際、法律用語などを駆使した通訳の仕事で何とかやっていくことが出来ています。また、この宝石に関するお仕事も、他の美しいジュエリーを作って販売するというよりは、まずホロスコープありきで必ず占星術家と私、店主との言語のコミュニケーションを通して、皆さんの人生を読み解いていくことが大前提ですので、だから今このように「知」を駆使するお仕事になっている・・・というのがわかりますね。

太陽と木星はとても相性が良い惑星ですので、石の配置でもアレキの隣にピンク(パパラチア)サファイアが来ています。

☆ケートゥのアパラとは?それを克服する宝石は?

ところで、惑星の位置というのは、良い位置でも100%良いというわけではないことが多いです。例えば、店主のホロスコープで言えば、上記のように太陽は良い配置ではありますが、健康面では注意な部分があり、良い作用もあればそうでない作用も同時にあることが多いですね。この太陽を調節するのもピンクサファイア(ルビー)です。

 

また、第3室はコミュニケーションを司る部屋ですが、店主のホロスコープでは、ここにケートゥが位置しています。これは、「知性的で、敵に打ち勝つことができる。お金持ちになることができる。が、精神の不安定が生じる、人との口論が生じる」などアパラ(厄)となる部分もあります。

 

ですので、このケートゥのアパラが強くなると、例えばいつもは店主はソフトな口調ですが、ビジネスなどでは結構厳しめになることがあります。私たちのお仕事はスリランカだけでなく、海外の宝石商との取引なども多いのですが、外国人は日本人と違って、結構ちょっとずるをしたりは当たり前で、平気でそれおかしいよねっていう所でも謝らなかったりすることも多数ありますよね^ ^;(こういう所は日本人の誠実さが素晴らしいと思うところですが)店主も今までそういった業者さんには容赦なく、3回そういったことがあれば「切る」っていうことがありました。 (私なんかは意外と優しくて、まぁまぁって許しちゃうところがあるんですが)店主は普段は温和ですが、意外とスッパリいくこともあります。

これは、ケートゥが原因のアパラですが、ケートゥは神仏とか目に見えない霊的なエネルギーなどとのつながりを意味するポイント(惑星ではなく月食)ですので、ケートゥは内向性を意味しているので(こもって修行するイメージです)上手く作用すれば、たくさんの神仏から守護され、良いお導きを頂けますが、これが作用させるためには、まるで仏陀のように、どのような時も落ち着いていて、謙虚にしていくことが必要です。このような内にこもって謙虚に勉強する姿勢を貫いていくことで、上記のような「知性的で裕福」になれる人生に導かれるというわけです。でも、ちょっと対外的にきつめの姿勢をとっていると、すぐアパラが発生してしまうんですね。ですので、やはりこのアパラへの対処が必要です。ケートゥのアパラに作用するのはケートゥのキャッツアイではなく、アレキサンドライト(無処理エメラルドも)なので、アレキサンドライトが処方されます。

☆宝石の作用は、処方量と大きさの兼ね合いが大切。

ただし、宝石治療は表面的なものではなく複雑ですので、店主の場合、ケートゥが位置するホロスコープの第3室には同時に、木星が位置しています。木星が第3室に位置していることは、ある種「ヨーギーな感じで、占星術を理解したり、スートラなどの古典を好む、怒りの感覚などをコントロールすることができる」という意味になりますので、店主の場合、ホロスコープのビジネスはとても合っていることを考えられます。ですので、この木星のパワーをしっかり働かせる必要があります。これがイエローサファイアです。ですので、イエローサファイアが大きめで選定されています。

 

私が教えて頂いた宝石治療では、アレキサンドライトとイエローサファイアは少し反対の作用があるので、大体の皆さんはどちらかが大きめとなっている場合がおおいです。店主の場合はアレキサンドライト<イエローサファイアですので、指輪にはイエローサファイアが大きめで配置されたというわけです。

☆〜終わりに。パート2の予告〜

ということでインドスリランカ占星術をざーっと、店主のホロスコープを例に見てきました。

ところで、今回、お店の名前をプラサンガジュエルズから、レオンモチーフさんに移行したわけなのですが、店主にとって、宝石屋さんは大吉職業であるのに、何か理由があるのでしょうか?このあたりも実はホロスコープを先生に調べて頂いて決めたんですが、このポイントとなる惑星の移動や、ホロスコープにおける「カースト」の役割なども含め、パート2で解説していきたいと思います。

 

これを見ている皆さまも自分がどういう役割でこの世界に生まれているか、それがわかると、家庭の中やビジネスでも、どのようにしたら幸せに繁栄できるか、わかるんですよ。

 

そして、パート2では、私たちが10年以上たくさんの皆様のホロスコープの現実の生活を拝見させて頂いてきて、これはああホロスコープ以上に幸せになれるよ!とか、逆にホロスコープを覆してしまう、目には見えない力をご紹介させて頂きます。

 

ぜひこれをご覧頂いている皆様も私たちのホロスコープのジュエリーを持っていない方も、より現実的で確かなご健康と心から豊かな幸せの道を歩んで・・・という思いを込めて。